まだビームが撃てない

レーザーはもう撃てる

Apple WatchのCM


すこし前のApple WatchのCM。森の中で倒れた人を察知したApple Watchが、警察に緊急連絡するという内容。


YouTubeで見られるので、一度見ていただきたい


この気持ちを上手に伝える自信ないけど、この映像の情報量の少なさってすごくない? 人間も人物も登場せず、なんなら肝心な商品も登場しない。最後にロゴが出ることでようやくApple WatchのCMだと分かる。

映像も森を映しただけで場面切り替えもなし。この情報量のなさに、Appleが無機質に読み上げる座標情報だけの音声がより切れ味を出しているように思う…

CMというものの目的を考えたら、購買意欲を煽るために派手だったり豪奢な演出で気を引くイメージの方が強いけど、ここまでシンプルで、商品そのものが登場しないってのはカッコいいって心から思った


コンビニでもそんなこと考えたな。すこし前までは派手なテロップで彩られたポテチとか多かったけど、今だと色一色に文字だけのとかがあるし。1個だけそんな異物があると、やはり気は惹かれるよね

コンビニなんかは周りになんの商品が配置されるかを考えて、いかに手に取ってもらえるかを重視してパッケージをデザインするんだろうな。他に埋もれないように。他を出し抜けるように


他のお菓子より目立たなくていいんだよ、君らしさを大切にしていいんだよ、と声をかけてあげたいけど、売れなかった時の責任はとれないからそんなこと言えないよ

こうやってシンプルなパッケージが流行ってきた頃には、また下品なくらいゴテゴテとテロッピングングされた商品が目立つのかなあ


川崎でした。