まだビームが撃てない

レーザーはもう撃てる

波のゆくさき


夕方、久々に散歩した。散歩というか、5分歩いて30分座ってただけでしたが


人通りが少なすぎる河口沿い。最近はあんまりだったけど、以前はよく来てた。前は臆病な野良犬の一家(?)がウロウロしてたけど、今は気配もなかった。車でやってきて餌をあげている男女を見たことがある。線の細い3匹の中型犬たちで、凛として時雨のような佇まいでこちらを見ていた(凛として時雨は俺の大好きなバンド。3人組)

防波堤に座って、テンションの低い音楽を聴きながら海を眺めていた。こうやってボンヤリするの久しぶりだな…。音楽がなければ5分も座っていれば飽きそうだが、好きな音楽が聴こえていると、目の前のしょーもない景色もすこしオシャレに見えてくる


波はどこから来るんだ     ということを、波を見ながら考えてた。今日はわずかに風が吹いているだけだったので、海面もすこし、さざ波が立つ程度だったけど。よく観察すると波は複雑に入り組んで、ぶつかったりして、海面をボコボコさせている

ある方向からある方向へ流れる波だけじゃなくて、防波堤にぶつかって跳ね返ってくる波や、その波とぶつかって小さな三角波を立てたりとか、無数の小規模のエネルギーが海面をウゾウゾとさせておる

最近はゲームなどでも水面のリアルなシミュレーションが可能になってきたが、現実のそれの情報量に比べたらまだまだ足りないだろうな。あまりに複雑にベクトルが行き合い、凪ぐこともなく、たまに近くをボートが通ればより強い波が全部上書きして、また落ち着いていくという感じ

波がどこから来ているのか目でたどろうと思っていたけど、気がつけばまたそこに小さい別の波が覆いかぶさってくるので、これは分からないことだな、と思った

波はどこから来るのか分からないし、同様に赤ちゃんもどこから来るのか分からないとされている (コウノトリ論、キャベツ畑など近年は諸説ある)

どこから来るのかより、どこに向かうかのほうが肝要なのかもね

いや、知らんけど…


THE RiCECOOKERS というバンドの「波のゆくさき」という曲が好き。ドラマ「SPEC」の主題歌で毎話流れるんだけど、1話ごとにアレンジが異なったものが流れるので、10話分の10バージョンが存在する。日本語版、英語版、アコースティック版。豪華だ〜

SPECを見たくなってきた。能力バトルもののドラマで、過剰なほどテンポが良いので漫画やアニメが好きな人ならスス〜イと最後まで視れるはず。俺はドラマはほとんど見ないけど、SPECは大好きでもう6週くらいした


波のことからSPECの話になってしまった。そういう1日でしたね


川崎でした。