まだビームが撃てない

レーザーはもう撃てる

ペンギンのにおい

夕方に大きめの水族館へ


50cmほどもあるプリプリとした太さの淡水魚(南米の川とかに住んでるのではないでしょうか)の体を観察していると、体の側面に奇妙なトゲトゲが生えていたのを見つける。身近な魚でいうと、アジとかの、お腹から尾ビレにかけて存在するトゲトゲ(ぜいごと言うらしい)に似ている。アジのそれは外敵から身を守るためのトゲらしいし、淡水魚のトゲトゲもそうなの? これだけたくましくビッグな淡水魚でも、外敵から身を守るための進化・適応が必要だったのかな

そのトゲトゲのように、生まれつき身体にある武器は、過酷な自然環境で生き残るために身についたんだろうね。しかし彼らは水族館のような安全な水槽で展示されているわけだから、武器が役には立たつことはなさそう。その武器がこれから一生必要ないとしても、そう生まれた限り、武器はずっと体から離れることはないのだね。なんだか不思議〜。彼らはただ暇そうに背びれをユラユラさせているばかり


ペンギンが水中に飛び込んだ様子を間近でみた。かっこいい! ヌルンと水に飛び込む。餌を取りにいく必要はないだろうから、趣味や習慣として泳いでいるのかなあ。分厚いアクリルガラスの水槽越しに見るペンギンの様子は、かっこよくもかわいらしいけど、ペンギンってとにかく臭いんだよな。魚を食うタイプの海鳥ってくさいんだよね。アクリルガラスのおかげでこちらに臭いは一切届かないので、助かった

きっとガラスのむこうはくっさいペンギン臭でむせかえるほどだろうけど、ペンギンが水中に飛び込んだ瞬間の、身にまとわりつく細かい空気のつぶが、それはそれは綺麗だったんです


出口付近でイワトビペンギンという小型〜中型のペンギンが展示されているんだけど、こちらは水槽越しではなく柵越しに見ることができる。こちらはスゲ〜くさい!! かわいさを完全に打ち消す臭いだ。プラスマイナス0の生き物なのかもしれないよ、ペンギンは

川崎でした。