まだビームが撃てない

レーザーはもう撃てる

THE BOYS


Amazonプライムビデオで配信されているTHE BOYSというドラマを見た


少し前に1話だけ見て、そのときはピンとこなかったけど、2話を見たらそこから続きが気になって見てしまった。スーパーヒーローが活躍する現代のアメリカで、そのヒーローたちの裏側が描かれる話。ヒーローたちは一見、スーパーマンやアイアンマンやキャプテンアメリカのような完全無比の存在として世間では認知されているけど、その裏では…みたいなこと

性と暴力の描写がかなり濃いけど、こういった衝撃的なシーンの連続は視聴を続けさせるための工夫でもあるんだろうな。最強のヒーローである「ホームランダー」もその精神性や振る舞いは直視できないほどの邪悪さがあるけど、やはり彼の過去や、彼がどこに向かっていくのかがすごく気になってしまう。怖いもの見たさの感情なのかも

ホームランダーが他者を威圧する時には目がかなり赤く光り輝くんだけど(その気になれば目からビームを照射して人体を一瞬で溶断してしまう)、そのビジュアルの圧迫感?というか、なんていうか…生理的嫌悪感というのかなあ。不気味だし、受け付けないデザイン。いい意味でね。すごく計算されたビジュアルなんどろうな。そこが好き。好きだけど嫌い…だけど好き

8話冒頭、目を光らせながら階段を降りるホームランダーが怖くて好き。暗闇で目が赤く光るなんて、ホラー描写としては本来安直なんだろうけど、逆にあんまり見ないし新鮮だな〜と感じた


マーベル作品のような王道も好きだけど、一方でこの作品やウォッチメンみたいな、ヒーローたちをあえて斜めから描くような作品も好き。スーパーヒーローそのものが、やっぱりイビツな存在だよなあ

川崎でした。